こんにちは。
12月になり、日に日に寒さが厳しくなっていますね。
皆様、体調崩さずお過ごしでしょうか?
本日は、前回の更新より少し時間が空いてしまいましたが、訪問看護のお仕事part2をお送りしたいと思います。
訪問看護のお仕事にご興味がある方もない方も、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
訪問看護師として働き始めて一番実感したこと
さてさて、前回は訪問看護師になったきっかけや経緯などをご紹介しましたが、今回は実際に訪問看護師として働き始めてから、どうだったのか?をお伝えします。
初めのうちは先輩看護師に同行させていただき、メモをとることで精一杯でしたが、少し慣れてくると、訪問看護の重要性や難しさ、そしておもしろさや魅力を実感することができました。
楽しい事、大変な事、様々な事がありますが、中でも私が1番実感している事は、
『答えはひとつじゃない』
という事です。
何事に対してもそうかもしれませんが、何かを決定する際に、自分達は、これが最善!と思ってオススメするものが、その人にとっては全く違っていることがあります。
例えば、お薬の飲み忘れが多いご利用者様についてですと・・・
なぜ飲み忘れてしまうのか?
お薬を置く場所が悪い?
飲むタイミングが難しい?
本当に忘れているだけ?
飲みたくないのでは?
お薬の量が多い?
飲みにくい?
副作用が怖い?
飲む必要性を感じていない?
etc…
病院で勤務している時は何も疑問を持たずに、決まった時間に、決まったお薬を、決まった方法で与薬していましたが、在宅では一転、〝飲み忘れ“ひとつにも様々な理由があり、その人ひとりひとりの事情があり、それに気づき、理解し、その人に寄り添った解決方法を導き出すことが必要になります。
その人に寄り添った解決方法をどう導き出すか
その解決方法も、そのご利用者様をみる看護師によって様々です。たくさんの価値観に触れることで、看護師としての幅が広がります。
お薬の効果効能、副作用について一生懸命説明し内服の必要性を理解してもらいたい!と思う看護師もいれば、お薬をカレンダーに付けたりシールを貼ったり、ご利用者様と相談しながら工夫を施す看護師もいますし、内服するタイミングについて生活パターンから見直しを図ろう!と提案する看護師もいます。
内服時の声かけなど、ご家族やヘルパーさんの協力を得ることもあります。内服薬の量や形状について、医師や薬剤師の方にご相談することもあります。
このように〝飲み忘れ“ひとつにしても様々な解決方法があるように、様々な問題に対しても常に『答えはひとつじゃない』と思います。
ご利用者様ひとりひとりに丁寧に向き合い、理解し、意思を尊重する。カンファレンスを通して様々な価値観を共有しながら、みんなで問題解決していく。
当たり前のようですが、こういったことを大切に、日々ご利用者様に向き合っていくことが重要だと考えます。
長くなってしまいました。
続きはまた後日。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。