これまでの経歴~私が訪問看護リハビリステーション開設を決意した理由~

こんにちは。代表の山本です

ブログの更新が久しぶりになってしまいました。

日に日に寒さが増していますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今回は私の看護師の経歴について少しお話しさせていただきたいと思います。

少し長くなってしまいますが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

卒業後、ICUにて多くのことを学びました。

看護学生時代より救急部門に興味があり、卒業後は予てより希望していたICUに配属となりました。

救急部門では、日々危機的な状況にある患者様に向き合い、急変時の対応や重症患者へのケア、そして患者様と一緒に戦うご家族様への心のケアについて多くを学びました。

その中でも特に、ICLS(医療従事者のための蘇生トレーニングコース)に参加することで、急変時の対応にも自信がつき、最終的にはインストラクターを務めることができました。

救急救命士の方々ともご一緒する中で、人を救う「熱意」と「技術」を共有しながら、急変時の対応について学び、普及してきました。

日々重症患者様に関わる中で気付いた感染予防の大切さ

そして日々重症患者様のケアをする中で、私自身とても大切なことに気が付きます。

重症患者様は入院中、常に感染と隣り合わせの状況にあり、感染が加わるとさらに危機的な状況に陥ってしまい、原疾患と並行して感染の治療を余儀なくされます。

それにより入院期間が延長し、全身の筋力の低下や侵襲の大きな処置などの不利益が重なり、退院するまでにかなりの負担を強いられてしまいます。

日々患者様に関わる医療者が感染を予防しながら意識的にケアすることで、感染(医療関連感染と言います)せずに入院生活を送れることが分かってきました。

そのため私は、医療者に向け、様々な感染予防に関するケアの見直しや標準化、マニュアルの改訂、さらには環境面の見直しなど、ソフト面やハード面の改善に尽力し、感染を低減させることに成功しました。

その一連の研究成果の発表が院内で最優秀賞を獲得し、感染管理認定看護師教育部門への推薦をいただき、感染管理認定看護師になることができました。

私が訪問看護リハビリステーション開設を決意した理由

その後、危機を乗り越えた後の患者様がどのような経過を辿って在宅へ退院していくのかに大変興味を持ち、他職種との退院調整や退院支援について学びを深めました。

しかしそこに目を向けると、患者様が退院後に何らかの感染を発症し、再入院している数多くのケースを散見しました。

そこで退院した患者様が生活する地域で、感染により再入院することがないよう、私に何かできないかと考え、この度訪問看護リハビリステーションを開設する決意を致しました。

今までの経験を活かし、ご利用者様とご家族様のみでなく、地域全体や職員まで目を向け、ソフト面、ハード面を考慮した「感染しない、させない」ことを目標に尽力する次第です。

長くなってしましましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

次回は看護師として大事にしていることをお話しさせていただきます。